千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

落とし所

抜けてきたように思う

やっと動き出した

もやもやしていたものが晴れて
楽になってきました

ここのところ朝晩に
父の入院する病院へ行き
父の様子を確かめながらの生活が続いて

そこからのメッセージだと思った

高熱が出て意識がはっきりしない日
熱が下がり疲れて眠り続けている日
少し元気で認知症でチグハグする日

その日によって父の状態がまったく違う

しかし
どの日も同様に身体中の痛みは続く

各所の関節が痛風のような痛みだという

あの負けん気の強い父が
おむつ替えの時には
『堪忍して・・』と泣く

私は目の前の父を見ながら
私に何を教えようとしているのか

そう思った

子供を持ってはじめて
自分の思い通りにならないという
忍耐を知ることが出来たように

苦しみながら
もしかしたら終焉を迎える―

そんな父が私に教えていることは
『見守ること』なのかも知れない

私の周囲で次々に起こる
自分にとって受け入れにくいことを
正面から向かっていました

相反することで
バランスを崩し
翻弄されていました

頭の中にイメージが湧きました

『自分の中心から広がる動脈と静脈』

私はその両端のみに焦点を当てていました

自分の中心を忘れていました

『心臓』です

動脈と静脈とを繋ぐ心臓

全部まとめて自分でした

ポンプがしっかり動くことを
イメージしよう

ゆっくりしっかり動かそう

そんなイメージができた瞬間から
私は動けるようになってきました

自分なりの『落とし所』が見えました

昨日の朝に気づき
きょうの動きは全く違ったものになりました

人との係わり方が変わりました

私独自の動き方を見つけたのです

今回のことで分かったことは
動けなくなったときは
その中で
もがき苦しむしかない

誰も助けられない

魔法の杖も無い

自分で自分の殻を
壊し破り這い出して
自分だけの新しい答えを
見つけるまで苦しむしか
仕方がないのだと思う

見守るしかない

そんなことを考えながら

少しゆるやかになった自分を
感じているところです


そして
ひとつ階段を上がれたような

そんな気がするのです