自分をみつめる
内部に潜むモノ
じーっと人と穏やかに接していても
なにか斜め上でパチンと切れる音がしたら
自分でピーッと線を引く
激しい衝動に駆られる
左目が効き目で
右手(利き手)の拳を後ろに隠す癖
本人に訊いた訳じゃないけど
きっとこの人のDNAだ
毛筆にて巻手紙に候文を書き算盤も達者
アジア諸国で船の売買をしていたそうだ
父が二十歳の時に他界
母が今でも私に言う言葉が
『あんた酒には気をつけや』
『あんたのお祖父さんアル中で死んだんやからね』
自分が酒好きで男みたいな気性は自覚している
しかしね
でもね
この人の影響も最近感じる
京都は伏見の深草生まれ
芸者の道に入り祖父と知り合い結婚
ひとり息子の父を産み
父が七つのとき胸を患って亡くなりました
芸者って
その立ち振る舞いから『猫』と呼ばれたのね
三味線の皮も『猫』なのね
私が現在
猫屋の女将になったのは
その因果なのかな〜とも思ったりする
25%
4分の1ずつ
強いモノと儚いモノとに振り動くココロを持つ
あと半分の母方の遺伝子は
淡路島の田舎の穏やかな景色と同じく大きなα
本日気持ちもあらたに
真っ新なキャンバスに向かいます
いつもより
内からの声をしっかり訊こうとしたのは
きょうが私の生まれた日だからでしょう
きっとこれから描かれる画は
そういう色質のものになることでしょう