仲間5人とN展を観てきた
5人とも
そこに絵は陳列されていない
それぞれ自分自身を確認するための勉強でした
絵の好みは千差万別
私自身の感想を記しておこうと思います
1室のこと
今回の審査委員先生と特選受賞者作品
某会のI先生とN先生の対比が面白かった
自由に広がる空を自由な線で網を掛けることで
無機質な空間を味わい深く表現された充実画と
ピーンと張り詰める完璧な空間に
ほんの小さな白い鳥を飛ばすことで自由を得た画
共にエネルギーを感じました
反面
つい最近まで憧れだった作家の絵に失望
別の某会審査委員先生と特選受賞者作品
お両方ともお若くして特選を二度受賞
とても人気のある作家さまですが
今回の作品にエネルギーは感じられなかった
どちらも人物画ですが生きていなかった
確かに美しくて綺麗な容姿だが
まるでフィギュアのような軽さ
栄養(インプット)不足で消耗しきった感じが
画面いっぱいから伝わってきたのです
数年前までは輝いていたのに
おふたりは何処へ向かおうとされてるのか・・・
自分が生意気なこと言っているのは百も承知だ
しかし
表現者としては
自分自身の感覚に正直でなければなにも始まらない
組織での成功と人生の成功とは別物だと思った
画面に巧くまとめ評価されたとしても
そこから発信するものが感じられないものがある
同じ対象物を描いても違うように見えるのが表現だと思う
違う対象物を描いても毎回同じように見えるのは図案だと思う
私は
子供が見ても笑顔になるし
初心者が見ても対等になじめて
専門家が観れば巧いと感じる画
そんな奥深い絵が好きだ
私は天に雇われていたい
自分の目を信じ天からの声を聴きたい
躓きながらでも自分で感じた小さな手応えを集めて歩く
温かな光を目指して進化したいです