千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

覚醒


まったく絵のことを知らず
20才で初代支部長に弟子入りを申し入れ
『私は弟子をとらないからこちらへ』と
勧められて入会した今の絵画団体


よちよち歩きで継続してきました


家族的な支部の先生や先輩方には
成人としてのイロハも教えて頂いたと思います


春の本展では雲の上の先生方のお作品との出会い


いろんなことを教わってきました


美大へ行きたかったが家庭の事情で就職を選択した私に
初代支部長のS先生は


『美校で教わった人はそれを壊すのに何年もかかるのです』


そう教えて下さいました


しかし
まともにデッサンすらしたことが無かったもので
見よう見まねで進んできました


所属会では時間を経て
会員というタイトルは得ることができましたが
自分の作品には何の手応えも無いままです


私は今まで何を見ていたのでしょう


どこにいたのでしょう


ずいぶん遠回りしてきましたが


やっと今


見つけたような気がします


普通なら
S先生の絵画教室へ勧めてもよかった私を
いきなり支部に入れて下さったのですね


S先生語録を再度読み返しました


とっくに答えはここにありました



偶然見たテレビ番組『サワコの朝』で ゲスト出演されていた
ノーベル生理学賞・医学賞受賞の大村智先生のお言葉とも繋がった


『私は人まねはしません
 まねをするとそこで終わり
 人のまねをやっていては人を超えられない』



オリジナルの大切さ


人を超えるというより
自分を超えることを考えよう


やっと目が覚めたような気がしています