千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

祈り(誓い)

― 祈り(誓い)―

今年の本展に出品した
私の作品の画題です

展覧会の初日
自分の作品と対面して感じたこと

昨年までの私は
自分の作品と向き合うことが出来ず
その前を通ることさえ恥ずかしかった

逃げていたのだと思う


裸を見られている気分で
心の中も見透かされるのを怯えていた

技巧的にも稚拙で
他人からの評価にも自信が無かった


それが今年は違っていた

佳い絵が描け
自信があったわけでは決してない


しかし


自分の絵の前に立ち

じっくりその絵をみることが出来た


昨年の展覧会後

いろんなことが私自身に起こり

その向かい風の強さに
何度も進む足が止まった

なぜこんなにも足が重いのか

幾度も考えて
辿りついた答えは

着ているモノが重いということ

着込んでいるコート

鎧?


脱ぎ捨てる作業は着ることより

結構シンドイものだと思った


そんな半年だった


これまでとは違った私になって
描いた今年の絵は


ありのままの私の絵になったんだ

と思う


そんな意味で
嬉しい春になった気がしています


今からスタートです