千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

今 伝えたいこと

5月10日
佐賀市で大きなイベントがあります
http://love.ap.teacup.com/nomox/

玄海でのプルサーマルを止める運動です

毎日のようにムーブメントが大きくなって
その真剣さに私も動かされています

ほとんどの人が知らない国の政策
プルサーマル

玄海原発に早ければ5月上旬にも
プルトニウムを6トンほど含んだMOX燃料が到着します

そして8月からの定期点検期間中に装荷され
11月から運転が始まる計画です




今までなら情報操作もできたでしょうが
もう無理です

進め方の手口もふくめ
もう壊されます

地域を人を
反対派賛成派に分裂させ
お金をもって
反対派を潰していくやり方

もう出来ません

賛成派の人達だって
真に賛成しているとは言えない

自分をだまし麻痺させ押し殺しているだけ

この国の不思議は
一度動いたものを止めることができないこと

どうぞ一部の者の利権のため
この地球を壊さないで欲しい

みんなに伝えたいこと

自分の手で調べてみてください
『核』について

再処理・プルサーマル・MOX・原発・・・

ウランを燃やす原子力発電と
プルトニウムを燃やそうとする再処理は別物

再処理やプルサーマルを止めても
原子力発電は止まりません





『日本だけが進める不可思議な政策』

 再処理の目的は 取り出したプルトニウム高速増殖炉という特殊な炉で利用することでしたが
日本での高速増殖炉開発は 1995年に原型炉「もんじゅ」がナトリウム漏洩・火災事故を起こして以来 止まったままです

 このため 余ったプルトニウムを普通の原発で燃やして焼却処分する「プルサーマル」が登場したのです

今まで 日本は フランスやイギリスに使用済み核燃料を送り 再処理を委託してきました

その他にも 小さな再処理工場を東海村に持っているため すでに43トンものプルトニウムを国内外に保有しています

 この余っている大量のプルトニウムを消費する見通しのないまま さらに新しいプルトニウムを取り出す再処理政策が先行しています

 どうして再処理するのか 政府が一番目にあげるのが「プルトニウムを利用することによる資源的な節約」です

しかし「プルサーマル」は 高速増殖炉を利用する場合と違い そのコストに比べて資源的なメリットがありません
国の原子力委員会は「1割程度の資源節約効果」と説明しています

 六ヶ所核燃料再処理工場そのものの建設費も 当時見積もりの7000億円から2.2兆円と すでに3倍以上に達し
世界で最も高価な再処理工場施設となっています

電気事業連合会の試算では 六ヶ所核燃料サイクル全体で総費用19兆円のコストがかかり
再処理工場に必要な金額だけでも11兆円に上ります これがまた3倍ならない保証はありません

 プルトニウムプルサーマル利用できたとしても 六ヶ所再処理工場の経済性は大変悪く
海外の識者は ウランの価格が1600ドル/kg以上(現在40ドル程度)にならないと経済的なメリットがないと指摘しています
(「1兆円で40年分のウランを購入できる」マイケル・シュナイダー)

 その他 マサチューセッツ工科大学による研究(2003年)では 使用済み燃料を再処理しないワンスルー(直接処分)と比較して
プルサーマルの発電コストは4.5倍とされ ハーバード大学メリーランド大学の研究(2003年)では
「再処理・高レベル廃棄物処分」のコストは「ワンスルー・使用済み燃料の中間貯蔵」のコストと比較して7倍増加すると分析しています

また 日本原子力委員会が引用しているOECD/NEAの試算でも ワンスルーと比較してプルサーマルのコストは1割増とされています

 そして 2004年7月に文書隠しが相次いで明るみに出た日本政府や原子力委員会 電気事業連合会によるコスト比較では
再処理をしたほうが 最大で2倍コストがかかるという結果がでているのです

 実は現場からは「使用済み核燃料の処分問題を先送りしたい」という本音が聞かれます

電気会社や政府は「ゴミは地元に残さない」という約束をして原発を建て続けてきたために 使用済み核燃料をどこかへ運び出さなくてはなりません

しかし 推進一辺倒の強気でやってきた日本の原子力政策では プルトニウム利用という「夢の政策」を正当化して掲げるばかりで
運び出した「使用済み核燃料=ゴミ」の処分をどうするかという負の側面は まったく論議されてきませんでした

そして今は 使用済み核燃料を運び出す先は 六ヶ所再処理工場しかないのです

 しかし実際には 使用済み核燃料のすべてを六ヶ所再処理工場に運び込んで 貯蔵し 再処理できるというわけではありません

仮に再処理できたとしても 今度は高レベル廃棄物や使用済みMOX燃料の処分の問題は 原発そのものをどうするのかという根本的問題につながります

 単に ゴミの処分問題を一時的に先送りするために 19兆円もの膨大な税金を注ぎ込み 地域に対立を生み 放射能をまき散らし
核兵器に使用できる物質を新たに生産して 国際的な安全保障に影響を与えようとしている―――それが六ヶ所再処理工場なのです

 使用済み核燃料を「資源」と見なして 全量再処理とプルトニウム利用を掲げ 実際に開発を進めている国は 世界の中で日本だけです

その他 初期開発段階にある国にロシア・中国・インドがありますが ここであらためてわかるのは これらの国々は核保有国であるということです

つまり この国々のプルトニウム利用は エネルギー利用のためというよりも むしろ核兵器開発と結びついているのです

 核保有国も含めて 今まで商業用の再処理政策を追及してきた国々は アメリカ・フランス・イギリス・ドイツ・すべて
技術的 経済的理由から 再処理・高速増殖炉路線から撤退しています(「ロッカショ」より)






アースディが始まってから39年

私たちの国の机上だけでの政策が
もう通用しないところまで来ています

私たちにつながるいのちのことを
真に考えている人たちが
今どんどん増えてきています

いのちをかけて伝えています



MOX・プルサーマルの基礎知識
http://www.kakujoho.net/mox/mox.html