千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

感じるチカラ

秋葉原の事件

無差別な犯行で
事件に巻き込まれた方には
なんと申し上げていいか分かりません

大変な事件でした

今回の犯人に対し
いろいろなご意見があるなか
私の思いも少しあります

大きな罪を犯していますが

もしこの原因が
この成人男性の幼少期の自我の形成が
なされていないせいだとしたら

それはこの男性にとっても
悲劇だったと言わなくてはなりません

子供の頃から
両親の不仲の中で生活し
夫に対しての憎しみの反対の
まがった愛情で育てられ
与えられるばかりで
気持ちの表現を学ばずにきて・・・

母親は息子の犯行を知り
泣き崩れていました
それを見る人は同情していました

私は
そうは思いませんでした

この息子の育ってきた環境は

例えば転んで
足の膝にけがをしたとき

母親は大急ぎで白い包帯で巻き

かわいそう!
痛かったでしょう!

そう言って
済まされているようなものです

膝の擦り傷の中の
砂やゴミを取り除いて消毒をするなどという
痛がる事は決してしない

そうして傷は化膿していく

この母親にも
この人を育てた親がいました



トラックで突っ込むという
犯行を考えながら
反面 誰かに止めてもらいたかった

とてつもなく
矛盾した自己中心な考えだが

それが本心だった

情緒が安定している人から見れば

いい大人が何を言っている!と
怒りしか湧き起こらないが

自己形成が出来ていない人は
内面に気持ちを籠らせ
常にもがき苦しんでいる

子供の頃に歪められ
大人になっても
修正する機会が得られなかった

情緒が健康な人から見れば
その辛さが分からない

それはまるで
病気の人に
頑張って立て!歩け!と
言っているようなものです

私が今回のことで思ったのは

三つ子の魂のこと

感じるチカラ
そして表現するチカラ

それを引き出す手伝いを
大人がしていかなくては・・・

考えるのではなくて
『感じるチカラ』です

学校でも
生徒がそれぞれに感じだしたら
凄いことになるでしょうね

先生や学校は
収拾できるでしょうか

でもそれが大事だと思う

そして学校に行くまでの時期も
子守りを機械にさせてはいけない

テレビやゲームでは

大切なものが育たないと思う

自然や人と触れ合って

感じるチカラをつけていこう

大人も手伝っていこう