千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

伝えるということ


ひとつの農作物を生産するのに

どんなにか苦労が必要なのか


私は生産者じゃないので

すべては解らない


しかしフルタイムで仕事をする前


子育て期間中は

県の農園を借りて畑をしていたことがある


だから農業ひとつで生計を立てるのが

どんなに大変か


それは想像が出来る


ましてや今回の震災後

東北地域の生産者のダメージは

とても心苦しいものがあります


商店の食品売場からは全く姿が消えました


農業補償を受けることの出来ない地域にとっては

死活問題でしょう


放射能検査で数値が未検出の地域の食品でさえ

売れない状態になっているようです


どうしてでしょう

消費者の立場としてはどうなのでしょう


私は周囲の人たちに聞いてみました



帰ってきた答えは

数字の出ていないものは不安で買えない


福島から遠く離れた地域

秋田や岩手や青森の食品も同様


多くの人の心理というモノはそうなのでしょう



昨日の日記の人に

そのような内容のことを伝えて

帰って来た返事が


数字で人は安心を獲得できるか?

根本的な不安は解消できない

不安はその人の考え方の中にある

視点が違うということだった


言っている意味・・それは解る


放射能よりもっと怖いもの

例えば農薬などに目を向けていないこと

それを言いたいのも解る


自分が係わる人たちに

それを伝えたいことも解る


だけど


自分と同じ考え方で無い

その人から見れば無知に映る消費者


その人たちに広く伝えたいのであれば


まずその安全な数字を出して

そのうえでいろんな自分の考えを言った方が

伝わりやすいと思うのです


検査にかかる費用はカンパしましょうか

そう伝えたのですが


数字を必要とした私の考え

お気に召さなかったかもしれません


その人の持っている知識での


あるべき姿



それで進むとすれば

不安で動く消費者は危険なのでしょう



しかし


その人のレベルに周りの人たちを引き上げたい

そう考えているうちは

きっと世界は変わらないでしょう



その人が

無知だと思う人たちのレベル

(実際はそうでしょうか?)


そこで話しをして伝える



そんなことが大切かな


そう思っている自分です