きのう観てきました
『フェルメールからのラブレター展』
http://vermeer-message.com/
約300年前にオランダで描かれた作品
そして今
日本の人たちがメッセージを受け取ります
実際観て
フェルメール以外は全然認識が無かったが
その他の作家の作品はレンブラント風?
それもそのはず
レンブラントのお師匠さんやお弟子さんの作品たち
光と闇の中に浮かぶ人物を含む対象物は
その時代風景とともに
当時のことわざや格言
そして道徳的なメッセージを示唆するものでした
この展覧会のメインはフェルメールの作品・3点
手紙を書く女
http://www1.icnet.ne.jp/take/20.html
手紙を書く女と召使
http://www1.icnet.ne.jp/take/32.html
手紙を読む青衣の女
http://www1.icnet.ne.jp/take/15.html
特に『手紙を読む青衣の女』のフェルメール・ブルー
鉱物のラピズラズリを砕いた貴重な顔料の
美しいブルー
色鮮やかに修復後
本国オランダより早く日本での公開になったそうです
その一枚を注意深く観てみると
いろんなメッセージが発信されていることに気付きます
http://vermeer-message.com/exhibition02/
青衣の女が読んでいる手紙は
航海中の夫からのラブレター?
当時の交通事情から窺えば
もしこの女が先に手紙を出したとすれば
航海中の船まで片道一年往復二年の
とてつもなく長い時間を渡ってきた返事です
どんな思いで
女は手紙を読んでいるのだろう?
目の前の作品の表現は控えめです
しかしその画面から放射されているエネルギーに
私たちは釘づけになってしまうのです
芸術っていったいなんだろう
この混沌とした迷いの日本で
フェルメールの作品は何をメッセージする
『世界の本質は人の外側にあるのではなく人の内側にあるんだよ』
フェルメールのラブレターは
その絵の画面の中だけでなく
私たちにもそんな温かな愛の言葉を投げてくれているよう
そんなことを今日は考えながら
私が絵を描く意味にも影響を与えてくれたのです
フェルメールへの返事は
自分のキャンバスに描くことにしましょう