千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

ピースチェーンはりま学集会!

ピースチェーンはりま学集会!


【5月1日】(土)13:30〜


於:船場御坊 真宗大谷派山陽教務所 (姫路市地内町1)

【1部】 13:30〜 長田浩昭さん(僧侶 篠山市在住)のお話

     ビデオ 「隠された被曝労働者」(英チャンネル41996年)

【2部】 15:00〜 映画実行委員会     


5月1日(土) 明日ですよん♪

【無料】
どなたでもご参加出来ますので、ぜひおいでください

長田浩昭さんの話を聞いて下さい!




【長田浩昭さんプロフィール】

1960年 能登半島の寺に生まれる。

1989年 原発誘致が争点となった珠洲市町選挙に
      十数人で反原発の候補をたてる。

同年5月 関西電力が立地可能性調査開始。反対住民による座りこみに参加。

以降すべての選挙が原発が争点。
その中で「真宗大谷派能登原発の会」を結成し、
街宣、ビラまき等、珠洲市民一人一人との対話の運動が始まる。

1993年 市長選で投票した人数より投票用紙の数が多いことが判明する
      不正選挙。

同年12月 2000名を越える市民が「市長選挙無効訴訟」を提訴。

1996年 最高裁市長選挙無効が確定。やり直し選挙へ。

2003年 電力会社が珠洲原発「凍結」を発表。

1993年 原発を課題にする全国の宗派教派を超えた
      ネットワーク「原子力行政を問い直す宗教者の会」発足に参加し、
      2008年より事務局を担当。

現在 能登半島を離れ、篠山市の法伝寺住職



【長田さん文章抜粋1】


「豊かさのいけにえ」 

原発を認めてきた時代と私たち―            

長田 浩昭

  他化(たけ)自在天(じざいてん)という現代社

 仏教は、人間の迷いの生の現実を
地獄(じごく)・餓鬼(がき)・畜生(ちくしょう)・修羅(しゅら)・
人(にん)・天(てん)の六道(ろくどう)という概念で表現をした。

「天」も迷いの生の現実である。
その「天」のひとつに「他化自在天」という「天」が明らかにされている。

他化自在天」とは「他の所化(しょけ)を奪つて自らの物になす」と
表現されているように、他の者が作り育てた物を奪い自らのものとなし、
奪われた側に眼も向けず、自らが得たことだけを喜び、さらに「有頂天」に浸る。

まさに、物質的な「豊かさ」にあふれた、
私たちの生きる現代社会を言い当てた言葉ではなかろうか。

「天」は「豊かさ」を獲得した側には心地よい世界であるが、
問題はその「豊かさ」を獲得するために奪ったものが何であるのかということと、
奪われた側の姿が見えないということであろう。

そのことを見つめることなしに、「天」を迷いと知ることもないのだと、
仏教は教えているように思う。