下手ながらも
永年絵画活動を続けてきた
このたびも
本部からH先生をお迎えしての
絵画研究会が1泊二日
私の事務所の近くの会場で行われた
H先生のご指導を
このような地方都市で
しかも一般出品者に対しても
一人当たり20分以上
受けることが出来るなんて
倖この上ないと思う
支部の皆さんの
創作途中の絵を見ながら
かなり突っ込んだところまでの
批評を戴く
その様子は
皆さんが持ってこられる絵を
一枚一枚すべて
H先生が仕上げていかれるように感じた
その人の個性を壊さないように
その特徴を最大限に活かすように
その人になりきって想像の中で仕上げる
その過程を
その人のレベルまで下がって
その人に解るように伝えて下さる
支部の人たちほぼ全員の作品を見る
その作業にかかるエネルギーは
すごいのだと思う
その背部に座りながら
呑気に聴いているだけなのは
本当にもったいない
その言葉の意味を
ずっとずっと追いながら
何度も
目覚めるような刺激を受ける
絵を描く過程で
描きはじめは比較的ラフな絵も
書き進めていくと
だんだん硬く窮屈になって行くことが
多々ある
絵を止める段階選び
自分が主張したい箇所
そこはやはりしっかり描く
追求して追及して描く
硬くなったら
ポイントは残して
ほどよくつぶせばよい
そんな表現のひとつから
私の感覚が目覚めてくる
いろんな困難なことがらに出会う
そんなとき
白か黒かを考えすぎ
私は疲れていくことも多い
―そんなに深く考えるな―
親切から他人は忠告してくれる
しかし今の私は言えるよ
『白か黒かしっかり考え追求すればよい』
しっかり考え抜いて苦んで
答えを自分で探したらよい
自分で生み出した答えが
ああ
こんなにはっきりさせなくても
ここは少し曖昧さを残せばよいんだ・・
そこに行きつくまで
時間をかけたらよい
それを安易に適当にするから
いつまで経っても土台が無い
追求をしなかった絵も
中途半端なモノになってしまう
そんな
人生においての経験などは
効率化など絶対にできない
今わたしは
暗いくらいトンネルから抜け
少しだけ見える光を見ながら
よい経験をさせてもらったな・・
とっても感謝しています