千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

厄神大祭


昨夜のこと

いつものように、事務所から駐車場までの道
播磨国総社の様子が違っていた

提灯に火が灯されて、御神楽の音が聴こえてくる
巫女さんが、舞っていらっしゃる

厄除けの儀式です

何年も、この道は通っているはずなのに
初めて出会う光景でした

播磨国総社 祈年 厄神大
(はりまのくにそうしゃ きねん やくじんたいさい)

神社の中の人たちの上に
結界を張るように並べられた提灯

まるで、そこの部分だけ
違う空気が流れているようでした

駐車場の駐在人さんに
『特別に厄除けをして貰っているのですか?』
と、お尋ねしたら

『特別なのは、神殿の中の人たちだけで
 あそこにいるのは、一般の人たちですよ』と言われた

『私も、入れていただいていいのですか?』

『どうぞ、行って、厄を祓ってもらいなさいね』

私は、大急ぎで
その提灯の下に入っていきました
約、20人くらいの人たちの集まり

「焚上祈祷御神楽」「弓立神事」「釜鳴神事」が
執り行われました

本殿前の庭上に
忌釜二基を置き、湯を沸しているのですが
その釜が、『ぼ〜〜〜ん』と鳴っているのです
まるで、クリスタルボールのような音色です

また、巫女二人が古式ゆかしい神楽を奏し
御火焚神事では、神主さまが護摩木を焚き上げ
神職・参列者らが奉唱

最後に、釜の中の『お湯』をいただきました
お茶碗に注ぎ分けられ、いただいたお味

『しょっぱい!』
融解度、いっぱいの塩のお湯

ぐっと、こらえて厳かに一服

お焚き上げの煙を
私は、全身にいただいて

神前に参拝しました

旧暦正月、新月

心を込めてお祈りしました