千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

母のリハビリ

母の、右股関節の人工骨手術が行われてから、約2週間

時々、病院へは顔を出しているのですが
今夜も、先ほど行ってきました

病室を覗くと、母は何やらカギ針を使い
モチーフを編んでいました

聞くと
明日と明後日は休日で、リハビリが出来ないからと言います

そして加えて言ったことは
父が一人で淋しくしているだろうからと
早く歩けるように、早く退院出来るように
一生懸命、毎日リハビリしていたら・・・

きょうは、プツンと糸が切れたみたいになって
塞ぎ込んでしまっていたらしい

そこへ、母の担当の理学療法士の先生が来られて
「こんなこと、僕が言ったらいけないんだけど
したくない時はしなくていいですよ。
又したくなったら、したらいいからね・・・」と
やさしく言ってくださったそうです
その言葉を聞いた母は、泣いてしまったと言います

それを見た、その先生は
手芸店まで出掛けて、母に毛糸とカギ針を買ってきて
「明日と明後日はリハビリが無いから
気分転換にこれでも編んでみます?」と、手渡してくれました

それで、編物をしていたということです
30歳前後のやさしい先生で、母はいつも嬉しそう・・・

「頑張りすぎるのが、いけないみたい」と母は言います
自分でも、分かっているのです

理学療法士の先生
母の足だけでなく、心のリハビリも
キチンと行って下さって、有難う御座います
感謝します

泣いたり、笑ったり
母は、やっぱり私の母です(笑)