千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

彼の気持ち 

きょう、来られた相談者は、若い女性の方でした。
今回で、二度目です。
 
お聞きすると、「彼の気持ちが判らなくなった・・。
私の事を思ってくれないなら、
他を探したほうが良いのでしょうか?」という。
続けて、「彼の誕生日に、プレゼントを渡して、
食事もご馳走したのに、あまり喜ばないし・・・」
彼女は、奮発してプレゼントをしたのでしょう。
もっと喜んでくれると思っていたのに、ショックだったようです。
 
そこから、私とのセッションが始まりました。
 
解いていくのは、彼の気持ちではなく、
彼女の気持ちでした。
 
・彼の気持ちを問う前の、あなたの気持ちは?

「・・・・・・・」
 
・彼はプレゼントを受け取った時、何て言った?
 
「こんなに良い物は、いらない」
 
・彼は食事に誘ったら、何て言った?

「何が食べたい?とこちらが聞いたら、『ラーメン』って」
 
・それで、ラーメン屋さんに行ったの?

「ううん、違う店・・・」
 
私は、彼女が答える前から答えは、判っていました。
 
彼は、古いものでも大切にし、
着るものも安くっても、清潔だったら良い、という人です。
彼女のように、ファッションにお金を使いません。
でも、形には残らないのですが必要なモノにはお金を使う人です。
「あなたが、おばあちゃんになっても、大切にしてくれる人ですよ。」

「彼は、ラーメンが良かったのよ。
あなたは自分の希望する店で、
好きな彼と食事が出来て、楽しかった。
だけど彼は、あなたの希望のお店に連れて行かれたうえに、
あなたに感謝を要求されているのよね」
「プレゼントも、同じよね」

そこまで、ぽつぽつと話していくと
彼女の目は、急に赤くなってきたのです。
 
「彼、いい人ですよね。
私の要求ばかり、でした」と、彼女。
 
そうそう、わかればいい。
 
― 彼の気持ちより、あなたの気持ちですよ !!

「私のほうが、有難う、ですね・・・」
 
彼女の顔はスッキリと、輝きだしていました。