千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

祈り


『広岡修小品展』を観てきた

安富町の『Cafe de 楽』



すい臓がんになって
約6年の闘病生活の中で描き続けている水彩画


そして

その同時期から始められた奥様のちりめん細工



ちょうど伺った頃に奥様がいらっしゃって
少しお話をさせていただきました


ちりめん細工を始めたきっかけは


ご主人を看る病室


それでもしなければ
ご自身の心の平穏が保てなかった・・ということでした


ご主人は只今入院中だとか


会期中は朝イチで会場に来られてから
病院に行かれています



それにしても

この会場内のこの空気は

なんと優しく温かで明るいのでしょう


私が特に心惹かれた作品

『哀しい女』


奥様を描かれたのでしょうか?


悲しむ女を包み込むような深く温かな愛情を感じました

また

奥様のちりめん細工も見ていると
元気が湧いてくるような色遣いです


ひと針ひと針に込められた想いに心打たれました


『祈り』でしょうか?


そういえば

バルチュスも言っていました・・か


『絵を描くことは、祈りのようなものだ』と



私は何を祈るのでしょう



それは


とてもシンプルなことでしょう?


祈らずにはいられないのだから・・・