千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

超スぺクタルな光景


仲間たちと絵を描いていたら

『お昼ごはんしましょ!』と誰かが言った


『こっちよ!』と行った先は体育館

シートを敷いた上にテーブルを置き食べ物を並べていた


私たちだけではなく
体育館の中はお弁当を食べる人たちがたくさん居た


素足状態だったのでなんだか寒いな・・・


足をこすりながらそう思っていたら
隣にいた男性が

『このシートの下にもぐれば少しはしのげるよ』と言ったので

私はシートの下に足をすべらせてから
テーブル上のおにぎりに手を伸ばした


と そのとき

何気に窓から外を見たら

飛行機が見え

その様子が何だかおかしいと思った矢先

ギューン!という音が大きくなり

飛行機がみるみる近づいてきた


『墜落する!!』


戦闘機のような
でも旅客機のように大きな機体が
こちらをめがけるかのように迫ってくる


私はシートの下にもぐり小さくなっていた


ギューーーン!! バギバギ!!!!!


すごい衝撃音と爆風


墜落した機体により体育館の半分が木端微塵


飛び散る窓ガラスや機体や家屋



ものすごい量のホコリが周囲にたちこめ

息苦しい


震えていた


やがて静かになり

私は自分の身体を確かめた


助かった・・・


シートを外し周囲を見渡してみるが

ホコリと煙のせいか視界が悪くよく見えなかった


それよりも
シートを被っていたものの
服も髪も体中がホコリまみれになっていて
口の中でさえ咳き込むような量のホコリを吸っていた


身体を洗いたい・・


私たちは水を求め歩いた


向かいの広い道の横断歩道を渡り
目の前の小高い山の公園にある水道を目指した


山道は左カーブで公園に繋がっている


公園に着くと
もうすでに何人かが顔や手足を洗っていた


私も顔を洗った


勢いよく出る水


しかし

水道栓はあるが足元の設備が出来ておらず


大きな水たまりが出来ているため
靴も浸水して足が非常に冷たかった


震えながら私は
口に水を含みうがいを繰り返していた


曇っていた風景も
いつしか日が暮れたのか
ずいぶん暗くなっていた


そんなとき

ふと後方を見たら坂道の下の方がやけに赤く感じた


木々の隙間が焼けているように見える


火事?


大変!



『火事や!』


え?


なぜか隣に事務局のSさんがいた


『 Sさん! 山の上へ逃げよう! 』


急がなくちゃ!


一歩踏み出したが
水にぬれた右足の靴がなかなか履けない


Sさんは待ってくれている


私は右側の靴だけを手に持ち
Sさんと山道の上を目指して登りかけた


そのとき


後方から


『キャー!』という叫び声がした


そしてすぐまた

違う方向から


『キャー!』


『え?』と振り返ると


叫んでいる人たちは飛び上がっていた


『キャー!』

『やったー!』


『え?』


ガッツポーズをしている人たち


『?』


よく見ると
赤く見えた色のタイプが変化してきていた


最初の火事と感じた血の赤から朱色になった


そして

和太鼓の音が聞こえてきました


祝いの太鼓です



山の斜面まで出て来て見ると

林の隙間から見えていた赤が
どんどん強烈になってきました


暗闇から

太陽が顔を出してきました


その円がどんどん大きくなり
輝きもますます増してきました


こんなに大きくて輝く夕日は見たことが無い


しかも周囲は真っ暗!


太鼓の音も胸に響き渡ってきます


人々は歓喜の声を上げている・・



・・・・



いつもの目覚め



疲れるわ



激し。。。