千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

将棋のごとく

先日のN塾でのこと


今は下絵の構図段階


大まかなアタリをつけて
それから細部へと筆を進めていた


バランスを取るのにも
いろんな方法がある


大体の下図が出来ても
ひと筆進めていくごとに
周囲との関係が変わってくる


バチっと決まるまでが大変


今回も三門を描いているが
その柱の角度が難しかった


屋根との関係


それを考えながら構図を決めた


こんなものかな〜♪


まあこんなところかなと
全体を頑張って進めていた


塾の終盤になって


それまで横目で
チラッと見ていらっしゃたF先生が


フフッと笑いながら


どれどれ・・・と


私の筆を取って


柱の隣りの扉


柱と扉の隙間下部の暗色を
明るい色で埋めて扉の一部にして下さった



!!


『後押しして下さってるんですね!』


『うんうん』


そういう手があったのですね!


私が難儀しているところを見て
そこを直接指摘しないでその隣を攻める


下部分を明るく押されたら
その隣り部分はもう少し反対側に出し
斜めに倒さなきゃ仕方がなくなる


そうかー!


まるで将棋のごとく


しかも
わざと相手に勝たせてあげる


そんな手




師匠!


参りました。。。