１２月の『ピースチェーンはりま』は上映会を開催します。
参加者の方でパワー市もやっちゃいましょう！
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■ぶんぶん通信no.２上映会
■１２月１２日（土）１３:００開場
１３:３０上映開始
１４:４５ 藤井孝行さんの祝島訪問のお話し
■船場御坊内真宗大谷派山陽教務所の同朋会館１F
（兵庫県姫路市地内町１番地／079-292-0580）
http://www.sanyo-kyoku.jp/betsuin/senba.html
■参加費：４００円（地域通貨/４POWER可）
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『ぶんぶん通信no.２』（６３分）
●「ぶんぶん通信」とは
映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の制作途中の報告を兼ねた
ビデオレターです。山口県祝島での撮影を中心に新作で描こうと
している今まさに起きている現実をなるべくリアルタイムで報告します。
■Chapter 1 田ノ浦と原発計画
長島の自然を守る会は山口県上関町田ノ浦で自然観察会を開く。
潮だまりには瀬戸内海で絶滅したと思われていたカサシャミセンや
様々な生物が生きている。田ノ浦は生物多様性のホットスポットだ。
原発建設のために陸域の林が伐採されてアカテガニの住処が
少なくなっていることを代表の高島さんは心配している。
京都大学の向井教授は原発が建てられれば計り知れない影響が
でるだろうと話す。その晩、アカテガニが満潮の海に卵を放しに現れた。
■Chapter 2 環境権裁判
山口県知事が中国電力に埋め立て許可を出したことを受けて、
長島の自然を守る会は祝島の人々と共に環境権を訴える自然の権利訴訟を
始める宣言をした。原告は長島に生きる生き物たち。原告の１人、
瀬戸内海のスナメリはこの２０年あまりで３分の１になってしまった。
鯨類研究者の糟谷さんは埋め立てによって個体が生き延びても
個体群が生き延びるとは限らない、無知が生物保護の最大の敵だと語る。
カンムリウミスズメの姿がある。しかし調査の結果繁殖は認められないと
中国電力は断定した。
■Chapter 3 海底の楽園
田ノ浦の海藻を研究している海藻の専門家、新井省吾さん。
淡水と海水が陸域で混じり合って田ノ浦の海底から大量に湧いている。
その特別な環境が田ノ浦の海藻を育てていると新井さんは言う。
藻場が小魚を育て、やがて外海へと出てゆく。いわば、田ノ浦は魚たちの楽園。
湧水によって絶えず洗われる海底の砂には人類の起源と言われるナメクジウオがいる。
京都大学の加藤教授はこの海域は世界遺産にすべきかけがえのない環境だと語る。
■Chapter 4 保安林伐採
県庁へ埋め立て許可を取り消すように要求に行った祝島の人々は
田ノ浦の保安林伐採にも抗議する。しかし、県は祝島の人々の
意見を言う権利すら認めようとしない。
官僚主義的な県と生活をかけた島の人々とのやりとりが続けられた。
■Chapter 5 シーカヤック瀬戸内横断隊
１１月の終わり、松山を出た瀬戸内横断隊が田ノ浦に到着。
祝島の近くの佐合島で冒険学校を主宰する原さんは海からの視点を大事にしている。
同時に海を守る、その難しさも感じている。島の人々と反原発デモに参加する。
デモはすでに１０００回を超えて続けられてきた。
■Chapter 6 若者たちの発信
山口に住むサーファーの角さんは原発のないビジョンを持って
自分たちにできる反対運動をしたいと考え、祝島から田ノ浦まで
サーフボードでパドリングしようと呼びかけた。
全国から集まったサーファーとシーカヤッカ―たちは１２月、
奇跡のように晴れ渡り、鏡のように静かな海をにぎやかに渡っていった。
一方、海底ではすでに異変が起きていた。
●希望の共有に向けて
田ノ浦が原発建設による埋め立てで危機に瀕しています。
私たちは開発や発電事業のために多数の生物を殺し、
彼らのかけがえのない生きる場所を奪ってきました。
同じ事を繰り返し続けていけば、地上の生物は絶滅し続けていきます。
海洋生物はすでに今世紀末までに４０％絶滅すると言われています。
今、私たちに問われているのは言葉だけのお題目ではなく、
いかに具体的な一つ一つの破壊から生き物たちを守り、
いっしょに生きる道を探し出すか、ということです。
その大きな試練がここ田ノ浦の埋め立てではないでしょうか？
命のつながりが豊かな生物多様性を支えています。
その連なりに私たちもまた生かされています。
鎌仲ひとみ[監督]
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『ぶんぶん通信no.1上映会』
８月のピースチェーンはりまの催しに関する記事
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