こうやって病気になって
何となく自分の体を持て余してみて
日頃の効率主義の中で生きている
自分への忠告だと受け取るようになった
先日心療院へ行ったとき
残念な気持ちを先生に言ったら
先生は
『それはどうかな』
『人生最後にならないと分からないんじゃ？』
『この病気になって良かったって思うかも』
そう言ってくださった
その時は何の気なしに聞いていたけど
今は少しずつその意味が分かりかけてきた
『無駄だと思う気持ち』
それを変換しよう
私は知っているじゃないか
絵を描くとき
構図の中での空間の重要さを
描くことより削ることの難しさを
目先のことに縛られず
人生において大きくとらえたら
無駄なことではなく
必要なことであったりして
社会においてもそうかも知れない
モノを大切にするという
もったいないの無駄は別として
効率を考えるばかりの気持ちは
ゆとりを排除し続ける気持ちは
結局は大切なものを
無くしているのかも知れない
私の今は
『大切な今』であると再確認した
