千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

奥ゆかしさゆえ

先日のひとりごと
『あいた口が・・・』の続き

実家の両親を
私のそばに呼び寄せるための
住宅のバリアフリーに関わる一件

私は両親の代理人として動きました

介護保険と市住宅改造費助成から
資金の一部を調達

手続きをひとつひとつクリアしながら
無事決定通知をいただきました

問題だったのが

転入直後市から
両親の身体障害者手帳
発行してもらった時に一緒にもらった

『生涯福祉のしおり』

その中に大きく記載されていた

兵庫県在宅重度障害者生活環境改善資金貸付事業』

対象者として当てはまるので
金利で100万円まで最長6年お借りできます

10月の半ばから
同時に働きかけているものの
窓口の押し付け合いで
申請用紙を取り寄せるだけで大仕事

貸付金額も
市の助成額が決定後でないと出ないので
21日に決定が出てから直ぐに
地区の身体障害者相談員に書類一式揃え
意見欄にコメントと印鑑をお願いにあがろうとしたら
その方は入院中だった

そして先日の30日
再び相談員さんのお宅へ伺い
お願いしようとしたら
やはり『よく知らない人の書類は書けません』

社会福祉協議会のFさんを通じ
申請書類を手渡して下さったときは
親切にお話ししてくださったのに・・・

その時一緒にいただいた
市の身体福祉協会の冊子

もしかしたら
それに入会しなかったから?

その方は私と別れた後
県へ電話して聞いた時に

私のことをよく知っているのですか?
そう県の人に言われたらしい

なにかあったとき責任が取れない
そう言われた

いずれにしても印鑑を戴かないと
申請出来ない

月曜日を待って12月1日
市の身障福祉協会へ行くが
そこは事務所のみだった

同じ建物内の社協のFさんに相談
お願いできそうな
県の相談者さんに連絡を取ってもらうが
あいにくその方も入院中のこと

一刻もあらそうのに・・・

その後再び
市役所の福祉事務課へ行く
窓口で説明

その時の対応も
当該貸付の窓口は県であると言われたので
その場で電話をかけて確かめてもらった

私も腰を据えて
メモを取りながら理詰めで物言い

一件一件
責任を確かめていった

そうすると係長クラス?
担当の女性が出てきて

『水曜日の午前中に
このフロアで身障者相談があるので
ここに来て下さい
相談員さんが来られるのでその人に
私からもお願いしますから』

そう言われた

そして今日
私は行きました
相談会へ

その担当相談員さんは
そばらしい人でした
ただその方は市委嘱の方でしたので
お願いできません
しかし県委嘱の相談員さんに
その場で連絡を取って下さったので
私はそのまま直行

印鑑を戴けることになりました

でもその前にひとつ問題点が

日曜日
お断りされたその日
何気なく見たHPで
この貸付は工事着工後は申請できない
そう書かれてあったのです

窓口の市にも相談員も
申請書は持っていない

しおりにも
取り寄せた申請用紙にも
何も書かれていない

説明がない
誰も知っていない

それに早く引っ越しが出来るよう
必死でした

相談員さんが
県へ確認の電話を促してくれましたが
まず無理だと直感

王子動物園近くの
(財)県身体障害者福祉協会まで
そのまま車を走らせました

本日3度目の説明

責任者クラスの人が出てきて
上から目線で『駄目です』

そして先ほどの
相談員さんからも連絡があったので
お断りしたと言われた

そこから私の直談判

ひとつひとつ詰めて話した

責任の所在も指摘
このシステムの不備を整えてもらうため
このまま県庁へ向かう用意もしている
そう言いかけた瞬間から

その責任者の手が震えだした

可哀そうなくらい

ワタシャ普通に話しているんだけど
そんなにコワイ???

しばしの沈黙の末

『わかりました』
『その相談さんに書いてもらうように言います』

だってさ!

私は丁寧にお礼を言い
一言を付け加えた

高齢者になって
子供の近くへ引っ越す
こういうことはよくあることです
相談員さんともこれから関わるのです
もう少しシステムを改善してください

そしてそのまま
お世話になる相談員さんの元へ戻り

お礼

相談員さんも障害者で
片目は失明
もう片目もほとんど見えず
また右手はありません

私は今回
勉強した事柄のことで
お手伝いが出来ることであれば
私を使ってほしい旨を伝えました

握手を求められ
かたくシェイクハンド

その相談員さんは私の方を見て

『奥ゆかしいですね〜』

とにっこり!

きっと
じゃじゃ馬だとの
表現だと思いながらも私も

『そうなんですの〜』


なぜいつもこうなるのか
不思議なんですの〜(笑)