千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

オペレッタ

メリー・ウィドウ

オペレッタを観てきた

それにしても
佐渡裕という人は
人を楽しませることが巧い

オペレッタ=喜歌劇

ミュージカルよりは
フルオーケストラであることや
オペラ仕様であることから
舞台は繊細で厚い

出演者も一流

そのなかでも
タカラジェンヌの『平みち』さん
上方落語界の大御所『桂さこば』さんが
イイ味を出していました

コメディタッチで
関西弁も使われたり
今のブームを織り交ぜたり
この西宮の土地柄を入れ込んだりの

まったくの
兵庫ヴァージョン

多方面から
まるでビックリ箱の展覧会のように

私たちを楽しませてくれました

カーテンコールにしても
何度も終わりかな?と思わせ

グランド・フィナーレまで


フルコース料理の
豪華デザートで

大興奮!!

何層にも何層にも
プレゼントを戴きました


今夜のオペレッタを観て
夢のような世界に導かれ

そこで思ったのは

ただ楽しいだけでなく
何とはなしに切なさを感じる

その部分というものは

歌い込んでいる時や
見せ場の頂点では無しに

その張りが
弛んだその時なんじゃないか

人々の心に沁み込む瞬間というのは

目一杯に表現している時では無く
その緊張が弛み
余韻として感じている時

絵にしても
観る人の目に焼きつく場と
心に沁みる場は少し違うと思う

一枚の絵の中でも
人にスムーズに入っていく部分は

見せどころの箇所では無く

『空間』だったりするんじゃない?


『音と音の間』

『空間処理』

最近の
私にとっての
大切なメッセージは

これなんじゃないかな?


・・・って思う