ひとり静かに
事務所で片付けモノをと
疲れない程度にしていたら
見慣れたお顔
『やっと会えました』なんて
相談に来られた方 Ｆさん
私は 自分がこんな状態だから
ごめんなさいと言いつつ・・・
チカラが入らない分
いっそこのまま
ニュートラルでいきましょうと
お話を始めました
私から出る言葉を
柔らかく受け入れてくださる Ｆさん
彼女は だんだん元気になっていきます
お話が進むにつれて
私には 分かってきた事がありました
『私は 私に話をしている』
言葉の隅々まで・・・
笑顔で『ありがとう』と
帰って行かれたＦさんの後には
私から発せられた言葉たちが
私の周りをグルグルとまわっています
何故 Ｆさんが
今の この瞬間に
私のところに来られたのだろう？
Ｆさんじゃなく
気づくのは 千姫さん
あんたじゃよ！
そう 感じてしまったから
涙が止まらなくなってしまった
『やっと会えました』
それは 私が言う言葉でしたね
『ありがとう』も・・・
