オール電化、オール電化って言われている
自分の周囲は、見た目綺麗だし、便利になる
数ヶ月前に
『六ヶ所村ラプソディー』の試写会のため
あるグループのお宅へ訪ねて行った
そのお宅は、木をふんだんに使った家
暖房は、暖炉でした
夕方から夜にかけての試写でしたから
外は、かなり冷えていました
しかし、家の中は暖炉の暖かなやわらかな炎が
『パチパチ』と音も暖か
ところが、何十分かすると炎が小さくなってくる
その度に、そこのご主人は暖炉に薪を足したり
炎加減を見守っていてくださった
あ、少し寒いな、と思ったら
ご主人が立ち上がって暖炉へ、という風景
暖を守ってくださる、その気持ちが温かく
有り難いな・・・と感じた
今、私の家での主となる暖房器具は石油ストーブだ
灯油が空になると、その度に面倒
でも、これが私を暖めてくれている、と感じられる
それが、もし、スイッチひとつで使える
オール電化になったらどうなるだろう
現在、私たちは『水道水』に対して
どれくらい、有り難さを感じているのだろう
それが、当たり前になってしまった生活と
少しの資源で、喜びを感じられている生活と
どちらが豊かな生活と言えるのだろう
電化で、家の中はクリーンだけど
電気を作るに際して出ている
核のゴミは、どこか遠くに捨てようとする
人は、どちらを選びたいのだろう
