千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

愛のバランス

ある奥さんの話されていた言葉から学んだ事があります
その奥さんは店を営んでいました
奥さんのもとには、いつも寂しがりやの人たちが寄って来ます
買い物をした後、奥さんとお話しするのが目的でした
どちらかと言うと人間関係の下手な
少し精神的にも弱い人たちが多くいました

利益も多く取ることが出来ないのに
客達のために、近くの喫茶店から飲み物をとってあげたりで
私は、その奥さんに
「まるで、ナースのお仕事みたいね」なんて話していたのです

ある時、あまりにも毎日毎日なので
「奥さん、少しの買い物で長ーく居られたら煩わしくない?
 毎日どちらかというと、暗い感じの人と話すのはどう?」
と、聞いたことがありました
そうしたら、その奥さんは
「主人がね、毎日外で誰かのお世話になっているかと思うと
 私も誰かにお返しをしておかないとね・・・」と言ったのです

その時は、「ふ〜ん・・・」と返答しただけだったのですが
最近になって本当にその事がよくわかります

私たちは、親から無報酬の愛を受けて育ちました
老いた親にとっては、未だに私も子供です
また、子供を持って初めて報酬の得ない愛を注ぐことを知りました
親から受け取った愛を、わが子に送る・・・

そして、自分の周りの人間関係においても同じ
親や、親族、家族や友達、またその友人・・・
私は、受け取っているモノがどんなに多いか
して貰っていることがどんなに多いか!

そうすると、今度は反対に私が人に対して
「これだけしてあげたのに」とか「見返りが無いのに」と言って
行動を起こしたくないという事は成り立ちません
社会に、人にお返しをするというのはこういう事なんですね

自分が、自分の為に無報酬のお返しをしたいと思います
大きくみて、バランスを考えたいと思います