絵を描くようになって、
一番自分にとって勉強になったな…と思うことは
「考え方」です
決して「技術」では、ないのです
いわゆる、美大で習得するような、遠近法だとか立体感は
かえって邪魔になるくらいです
勉強したての頃は、写真のような絵が良いと思っていましたが
そういう絵は、追求していくと「写真のような絵」で終わってしまいます
何が大事かというと、「自己表現」なのです
まず、まっさらなキャンバスに下絵を描いて、
絵を描き進めていくのですが、
ずーっと描いていくうちに、だんだん絵が硬くなっていき
やがて、つまらないものになってしまうことがあります
絵を描くのを、どこでストップするかが難しい
説明が多くなってしまうのです
絵の勉強を始めて○○年
先輩方に何回も教えられてきた
「絵の説明を多くしない」
「色は塗るのではなく、置く」
「立体的に描くのではなく、平面的に描く」
「描く対象物を減らす」
「絵の質感」
「絵の中心はどこだ」
等
他にもいろいろ出てきますが、
人生での考え方に大変、役にたっています
今、私がハマッている表現は「少し的を外す」こと
例えば、五重塔があって、普通に表現すれば
下から見上げるのですから、
建物の上になればなるほど小さく見えるのですが
それをあえて上部を大きく描くことによって
ダイナミックさを表現するように・・・
「ちょっと、危うい表現方法」
この、日記を書く時もあえて文法に縛られないように
自由に表現しようと思っています
ちょっとおかしいな、と思っても
キチキチ修正すれば、だんだんつまらなくなってしまう
新鮮で、ゆったりした自由な表現が出来るようになりたい・・・
そう思うこの頃です