千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

へっぽこ路線を進もう


研究会後のホテルの一室


ひとり


研究会場での映像が頭の中で繰り返され


ぶつぶつ独り言


声にならない声(人々の意識)が聞こえてくるから


おもわず声が出てしまう
吠えて悶える危ない人になっていた



言われる(思われる)ことは分かっていた


モチーフのことも
構成のことも
展覧会の内容も


猫のデッサンのことを言われた時も

『この子(ネコ)おかしいのです』とつい言ってしまった


おかしいのはあなたの頭でしょ? という内なる声も聞こえた


人形が生きてしまうのを抑えるところが今の課題

私の思い入れの強さが災いしているのも解っている


形は上体が少しひねられているのが魅力のネコだ

問題は目と肌の色だと思った


いろんなことが反芻され
その夜は一睡もできず朝を迎えた


翌日


せっかく上京するなら仕事も一緒にと思い
東京中をネット検索していたら
ある人形職人さんが東京にいらっしゃることを発見した


上京前夜にメールをさせて頂いたお返事が来たのが
上京中の新幹線の中


相手さまのスケジュールの合間に
お会いできることになりました


一度廃れてしまった土人形
忠実に再現されていらっしゃる模様


作業場に入れていただき


私と同年齢位のその方の
その土人形にかける情熱などをお聞きするうちに
私の中にもまたエネルギーが戻ってきました


個展後なのと
9月のイベント前の状況でネコ人形が無い中


私のために貴重な人形を譲って下さいました


決して美術品でなく玩具である
素朴な味を持った土人形


招き猫に
いろんな景色が見えてきました



そして今回のモデル猫2体