千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

A'


ミッション車を運転していた


とても扱いにくい車で
なんとか前に進んでいる状態


定員いっぱいで
知らない町をひたすら走っていた


体力に限界が来ていた


それでも運転できるのが私のみ


辛抱していた


山道を抜け
まっすぐな道を進んでいると
町が見えてきた


私たちが進んでいる道の左手に
大きな町が広がっている


しかしその町は
かなり低い土地にあるため
左下に下がる道を探しながら
ただまっすぐ前方へ進んでいた


左手に見える町はかなり活気づいている


人の往来も多く店もたくさんある


私たちは空腹だった


それからも走るが
左に降りる道が無かった


そうしていたら
私たちの右側にも町が少し見えてきた


ここはどこ?


外国みたいだけど
日本語を話す人が居たので訊いた


『お腹が空いているんだけど食堂ある?』


『この町には無いよ!』


『あの左の町へ降りる道はどこ?』


『あと30分くらい走ればありますよ』


30分?!


しかたがないので再び車を走らせたが
道を間違えたのか左の町へ行けなかった


しかし


左手の土地は私たちが走っている道と
同じ高さになってきた


ただフェンスで仕切られていた


左の町に駅が見えてきた


たくさんの人で活気のある町


私は車を降り
フェンスの向こうの人に向かって話しかけた


『食堂はどこ?・・』


『○+☆×◎▲*▽・・』


言葉が全然通じなかった


今までに聞いたことのないような言語


人々も忙しそう

この町では生きていけないな・・



絶望で呆然となったとき

はじめて右手をしっかり見たのです


もう町は過ぎ去っていたけど

山や野原の自然がいっぱいの風景


こんなにきれいだったんだ


なにか食べ物を見つけなきゃ・・・


そう思った瞬間


目が覚めました


夢でした