千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

村上春樹

私は村上春樹の作品を読んだことが無い


ところが
娘は高校生の頃から村上春樹のファンで
彼の作品はすべて持っているらしい


先日も神保町の本屋
ノルウェイの森』のコーナーの前で
なにやらいろいろ私に語ってくれた


そうして2〜3日前のこと
TVを何気なく見ていたら
村上春樹の映像が流れていた


映画『ノルウェイの森』に関して


そして昨年
エルサレム賞』を受賞した際の
イスラエルを批判した映像だった



『壁と卵』


高くて固い壁があり
それにぶつかって壊れる卵があるとしたら
私は常に卵側に立つ ということです


爆弾・戦車・ロケット弾・白リン弾を高い壁
これらによって押しつぶされ焼かれ
銃撃を受ける非武装の市民たちが卵―と
村上春樹は暗喩しました


また壁を『システム』とも言いました


作家でありながら
現実には政治をしているではないですか!


国境を越えて―


『私が小説を書く目的はただ一つです。
 個々の精神が持つ威厳さを表出し、それに光を当てることです。
 小説を書く目的は
 「システム」の網の目に私たちの魂がからめ捕られ
 傷つけられることを防ぐために「システム」に対する
 警戒警報を鳴らし、注意を向けさせることです』




村上春樹
私にとって最も興味のある存在になりました


≪資料≫村上春樹エルサレム賞スピーチ全文(日本語訳)

http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php