千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

至福のとき

仕事は休んだ

朝から
7月に神戸で開催される
グループ展の案内状づくり
そして作品研究会

その後
亡き恩師の回顧展を見るため
仲間たちとイーグレのギャラリーへ

山のようにたくさんある作品の中から
子供たちで作品を吟味

埋もれていた30点を
蘇らすかのごとく陳列

会期中2度目であったが
私の知っているO先生の空気が
会場中立ち込めていて
何度来ても心地よかった

仲が良すぎて
失礼極まりない態度
タメでお話をさせてもらっていた記憶

そんな私に語りかけるかのように
温かな絵の数々が浸透してきた

ああ
こんな絵も描かれていたんだ

意外な作品を見つけては立ち止まる

この絵を発表されたとき
先生はこんなことをおっしゃっていた

先生の娘さんたちに
内緒話をばらすように笑いあったけど

その隅っこの上から

『ええかげんにしろ!』って
怒っている口調だけど
笑っている先生を感じる

みんなも

居る居るって指を上に指す


事務所に帰ってきてから
コーヒーを入れ

一杯飲みながら

グループ展用の作品に手を入れる


筆が進む




O先生も

一緒にコーヒーを飲んでいる