千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

鈍感の救い

なんともヘンテコな
タイトルを思い浮かんだ

実は我が娘

2年前に入学した
京都の芸術系の大学を
一年で辞め
一年間フリーターをした後
4月から
神戸のデザイン学校に
家から通っている

私でさえ憧れる
京都での一人暮らしを
4年も保障されていたのに

別にもっと楽に
遊び三昧でも良かったのに

たった一年で
戻ってきた

あんなに夢見ていた
一人暮らしも捨てて

その
一年という期間
娘は頑張った

芸術系の勉強は
終わりがない

頑張りすぎた

神経をすり減らし
不慣れな一人暮らしで
夜寝れなくなった

食事も喉を通らなくなった


『家に帰っていいか』と聞いてきた

『家はウザいよ』と答えると

『うん・・・』


そして
生活用品一式と共に戻ってきた


それからというもの

家族の中で
しょうもない会話の中で
毎日暮らしている

娘本人も解っている

親離れが出来ていないこと

でも私も分かっている

線の細い人は
考えだけが進んでいき
身動きが取れなくなってしまう

家族のなんとも言えない
鈍感でしょうもない
言葉の一言二言に
救われることは大きい

そういうことに
娘も気付いたのだと思う

そして今頃は
ブツブツ言いながらも
家から機嫌よく
学校とバイトへ行っている