千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

根っ子

牛肉に続き
国産うなぎの偽装も明るみに出てきた

でも思うのに
一色産のうなぎが
あの値段で売られること自体が怪しい

もし餌も含めて
純国産のうなぎを買うとしたら
いったいいくら払うことになるのだろう

もし正直な生産者ばかりになったら
いったいひと月の食費は
いくらかかることになるのだろう

でも私たちは
決して飢えたりしない

食べるものは変わっても
飢えで死んだりしないだろう

世界中の途上国のなかには
満足に食べ物が無く
飢えで亡くなる人が多くいる

昔はこんなにも多くなかったと思う

私たち先進国の人々は
募金や援助を送る

そして良い事をしていると思っている

だけど本当にそうなのだろうか

フェアトレード
私は疑問に思う

先進国と同じ流通価格で商品を買う

一見公平に見える

だけど
外貨がたくさん入ることによって
地元の人には
もっと縁遠い品物になってしまう
物価が上昇し
ますます食べることさえ難しくなる

一番手の掛かる生産の部分を
お金を使って牛耳っている構図が見える

飢えている人たち
病気の人たちを助けることは
尊いことだと思う

でも私たちが考えないといけないのは

何故そうなっているか?ということ

ペットボトルのキャップを集めて
世界の子供達にワクチンを!

そういう活動がある

一生懸命キャップを集めるのは
良いことだと思う

だけど
私たちが考えないといけないのは

ペットボトルを使う生活

ペットボトル飲料を
買い続ける結果
どうなるか?ということ

アルミカン飲料を
買い続ける結果
なにが起こっているか?

世界で使われるアルミ製品を作るのに
世界中のエネルギーの3%が消費されるそうです

少し前までは
ビールは瓶に入っていました

便利さと交換してしまいました

急な雨が降ったとき
コンビニへ行けば
安価なビニール傘があります

少し前までは天気予報を見て
お母さんは家族に
傘を持たせたものです

世界中の森林が無くなり
地球は砂漠化しています

意識の高い人たちは
雑木林の重要性を指摘し
積極的に植林をする活動が広がっています

だけど
コピーひとつとるにしても

どうして
再生紙より新しい紙の方が安いのでしょうか?

これは
私たちが値段の安さだけを
見続けてきた選択してきた
結果だと思うのです

確かに生活を考えると
一円でも安いものを購入する事になります

でもその循環が断たれた社会では
必ずツケが廻ってきます

ゴミが増え続ければ
税金で解決するしかありません

結局私たちのお金です

私たちは
何を選択すればよいでしょう?

地域でモノやお金が回れば
相手の生活を考えることができれば

少し高いお金を出しても
地域のモノを買うようにすれば

少し手間は掛かっても
地域で生産するようにすれば・・・

昨日より今日
今日より明日

私たちが
循環可能な社会に少しづつ

移行していくことが出来たなら・・・